カンキツ産地見学② :静岡県沼津市

前回記事から引き続き、「シトラスファーム伊藤」さんの見学のもようをお伝えいたします。今回は園主の伊藤さんの来歴と、園地の様子について。 園主の伊藤正樹さんは東京出身。元々、農業や牧畜をやりたいと夢見ていたこともありましたが、東京の大学を卒業後は商社に勤務。世界中を飛び回る海外勤務の中で、南アフリカでの農園経営なども構想しましたがご家族の病気治療のため帰国する事に。ご家族との死別を期に、農業の夢を追うことを決断。早期退職ののち、沼津市や県に新規就農を相談。地元農家さんに弟子入りされ、2006年から園地を借りてカンキツ栽培を始められました。現在は借地だけでなく所有地の園地も保有。けれどいずれの園地も急傾斜地や園地同士が離れていたりと、苦難も多かったそう。その都度試行錯誤しながら、現在ははるみをはじめ約10品種のカンキツを栽培していらっしゃいます。